夜中に早稲田から六本木へ移動すると落差感がすごいです(カルチュラル・ギャップ)

昨夜は、あかねで友人と待ち合わせて、六本木の芋洗坂へ。友人の知り合いで美術手帖系のとある女性ライターが、去年バーを開いた。話には聞いていたがそこを訪れてみた。あかねは昨夜は人が多くってごった返していたのだが、我々が店を出る際になって山根さん(あかねのお客には知る人ぞしるサブカル好きのオモシロ女性です)も一緒にそのバーいってみないかという話になって、一向は一路。六本木へ。

しかし早稲田から六本木へ行くまではどういったらいいのかよくわからなかった。とりあえず飯田橋より新しい地下鉄の南北線に乗ってみる。(しかし本当はそこで都営線大江戸線へ乗り換えたほうがよかったみたいだが)南北線に乗ったのは僕は二回目だった。前回はそれで駒込方面へ。(駒込の寺で反戦イベントがあったときだね。去年の3月か)今回は六本木方面へ。しかし何処で降りれば芋洗坂に近いのかわからん。「溜池山王」か?「六本木一丁目」か?「麻布十番」なのか?とりあえず六本木一丁目駅で降りてみる。結局三人で地図の看板を眺めてからしばらく歩くことになる。しかし昨夜の夜は春一番の後という事で比較的温かかったので助かった。

友人が、この辺は僕らが高校時代に入って練習で使わせてもらった事のある音楽スタジオがあると話した。懐かしい。思えば20年前に使ったことある、当時では最新型の音楽スタジオだったのだが。高校の友達の女の子の母さんが、そこの持ち主で、いわゆる業界人でプロダクションの社長をやっていたのだが、その当時そこで育てていたアーティストというのが実はまだ全く無名の小室哲哉TMネットワークだったのだ。その後数年でTMネットワークはメジャーデビューして成功し、小室哲哉は独立したのだ。外苑東通りに入って歩いていった。ドンキホーテがあるではないか。今時ドンキホーテも六本木の目印にしっかりとなっている。ハードロックカフェの近所を通りかかった。その辺で左へ逸れて芋洗坂へ。

目的のバーに入ると、なんと客が一杯だった。なんか昨夜はライブイベントが入っていたらしいのだ。それは不覚だった。とりあえずスタンディングでいいからということで、中に三人は入る。あかねより少し広いくらいの狭いバーだが、こういうところは、まったり&じっくりトークを目指して、静かな日に来たい。ビールを私は飲みつつ見渡すと、女性客が圧倒的に多かった。トイレに入ったら藤原ヒロシの生写真を見つける。ライブがはじまった。サックスのイントロでいきなり「哀愁のヨーロッパ」だ。サンタナの往年のヒット曲だが。サックスとギターとパーカッションとオルガンのシンプルな編成だ。狭い場所の中で生演奏がはじまる。山根さんが静かに押し殺した声で、横で叫ぶ。あーっ、あのひと、しってるううっ。パーカッションの男の人だが。なんでも山口トモとかいってNHKの教育テレビなんかにも出ているひとらしい。山口トモさんがトライアングルをちゃりんと鳴らす横で、我々は終電のために立ち去った。

山口トモ
http://music2.2ch.net/test/read.cgi/musicj/1075863046/
http://www.terra.dti.ne.jp/~tomoyama/main.html