2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

アラン・バディウ『倫理−悪の意識についての試論』

しかしそれにしても「現代思想」というジャンルはどこへいったのだろうか。終わったのか。あるいは最初からそれは存在していなかったのか。あんまりチェックもしたことがないのだが、近年に日本でも翻訳されて紹介されてきたはずの何人かの新しい名前という…

三つの普遍性

ジジェクは普遍性を巡る様相について、それが三つの普遍という種類に分類して見ることができると述べている。 これまで見てきたような行き詰まり状態が教えてくれるのは、を織りなす構造が、一見したよりも遥かに複雑だということである。この普遍であること…

カテゴリー

ちょっとサイトの全体的縮減を図る。まずサブに置いていた雑記用のブログ(十字路茶屋)を削除する。はてなダイアリーの「カテゴリー」機能に目ざめる。はてなのシステムは自分でも使いながら殆ど研究してこなかったんだが、色々裏技も発達してるみたいだか…

欲望された普遍性−普遍性を欲望するための二つのケース

自己否定 → 普遍性固有名 → 普遍性 しかし、普遍性を固有名によって可能にするとは、どのようなことをいうことになるのだろうか。ここには、普遍性概念を維持してきた宗教の歴史にとって、ある異和を発生させる契機が必ずや含まれることになるものだ。柄谷行…