2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

JUMP

また素晴らしいビデオを見つけてしまった。これは20世紀のある一時期には高名で通ったかの御方である。覚えている方はどのくらいいるだろうか?もう今の若い世代は知らないのではないだろうか?この御方の事を・・・。しかし彼のファンというのは根強い。実…

霧雨の中の70年代−フリートウッド・マックの70年代

フリートウッド・マックの過去の資料を幾つかyoutubeで見つけることができる。それはフリートウッド・マックが一番良かった時期、輝いていた時期、70年代の映像だ。フリートウッド・マックの音楽を正確に受け止め、正確に理解できる季節とはいつだろうか。そ…

『生存の美学』が成立するための条件とは?

映画『ブロークバック・マウンテン』において二人の男の同性愛を「生存の美学」たらしめているものとは何だろうか。そもそもアン・リー監督のこの作品が2005年度に話題を集めたジャーナリスティックな理由とは、カウボーイの中に同性愛がありえたという物語…

『自己愛する神』の存在−『ブロークバック・マウンテン』

『ブロークバック・マウンテン』は、アメリカのカウボーイにおける同性愛を扱った映画である。1963年、ワイオミング州のブロークバックマウンテンにて、羊の放牧管理の仕事を得た二人の男の存在があった。二十歳の青年、イニスとジャックである。二人は大自…

スピノザとプライドの価値

スピノザにとって、人間的感情としてのプライドが、彼の哲学にとってはどのような価値を帯び、位置づけを占めているのかを見てみよう。エチカ第三部の諸感情の定義より、 三〇 名誉とは他人から賞賛されると我々の表象する我々のある行為の観念を伴った喜び…

Money Changes Everytihng−シンディ・ローパーのリベラリズム

シンディ・ローパーを見ていると面白い。ただそこにいるだけで見ていて飽きないキャラではある。シンディは1953年生まれのアメリカ人である。シンディが表現しているのは、いつも存在の過剰性である。特にそれは、女性性における過剰なものの実在を如何に昇…