2007-01-02から1日間の記事一覧

『マゾヒズムの経済論的問題』(1924年)

人間の欲動生活においてマゾヒズム的な傾向が存在することは、経済論的には謎に満ちたものと言える。快感原則が不快の回避と快の獲得を第一の目標としながら心的なプロセスを支配してると考えると、マゾヒズムはそもそも不可解な営みなのである。苦痛と不快…